ガ○コ○ロで簡易高電圧発生装置

この実験は高電圧が発生します。作業中の感電に気をつけてください。実験を行なう場合は自己責任でお願いします。本ページは責任を負いません。また、絶対に生物(人、動物、その他 etc. …)には使用しないでください。

概要

最初は「自作スタンガン」というタイトルでしたが、若干誇張気味だったのでタイトルを改めました。実際には手軽に出来る自作高電圧発生装置とでもいうべきものです。
基本的にはガ\otimes\otimesロをばらして、電池ボックスをつなぎなおして箱に入れるくらいなので、半日もあれば完成します。有害情報と感じる方がいるかもしれないので、一応、ガ\otimes\otimesロは一部伏字にしておきますが*1、台所にあって電源が単1電池2本程度のものです(誤爆する人がいると困るので明言しておきますが、電子レンジ的なものではありません。100V電源につないで使うような家電製品ではありません。)。
使い捨てカメラで簡易スタンガンを作っている人は多いようです(私も作ったことがあります)。コンデンサを多くすれば、一回の放電で流れる電流を増加させて放電の派手さを増やすことは可能ですが、導体に接触させないと放電しないので、連続的に放電を見るのには向いていません。(ここここのようにコッククロフト・ウォルトン回路で昇圧すれば連続放電できるようになります)。以下の実験は、自作スタンガンで派手な放電を見たい人/他人を驚かせたい人向けのものではなく、ちょっと高電圧を発生させて綺麗な放電を眺めてみたい人向けです。

制作手順

\otimes\otimesロを入手できればほとんど終了です。私は高校時代に高校のゴミ置き場に捨てられてあったものをもらってきました。新品は2〜3万しそうですが、ヤフオクで500円くらいで出ていることもあるようです。
下の写真がガ\otimes\otimesロをバラして取り出した高電圧発生装置です。放電部分の端子やスイッチもそのまま流用できます。図中の「+」「−」がガ\otimes\otimesロの中の電池ボックスの+と−にくっついていた部分、赤矢印で示してある部分が(−電極に対して)高電圧になっている端子です。

電池をつないでこの高電圧発生装置一式を適当な入れ物に入れれば完成です。私は100円ショップで買ったランチボックスに入れました(下写真。上:スイッチなどを箱につけたところ。下:箱に入れたところ)。


放電実験

端子間の放電の様子はこんな感じです。
 放電1
 放電2
 触るな危険!
 使い捨てカメラのキセノン管に放電
 直列につないだネオン球に放電

実験のようすを動画にしてみました。動画中、手に放電するシーンがありますが、あれは痛いのでのマネはしないで下さい(笑)。

*1:でも、ガ\otimes\otimesロを使うというアイデアは、もともとNHK教育「やってみよう何でも実験」での、ガ\otimes\otimesロを使ってライデン瓶を充電するという実験がもとになっているので、これを有害情報というならNHKが有害情報を流していたことになってしまうのですが…。